日本の放射能泉 日本は温泉大国であり、全国津々浦々に様々な温泉が存在し、太古より人々は温泉を生活に、また、健康維持や治療に利用してきました。 このページでは、放射線ホルミシス効果で注目を集める「放射能泉」についてご紹介いたします。
玉川温泉 日本で最も有名な湯治温泉。 秋田県仙北郡田沢湖町玉川の北投石で有名な温泉です。泉質は放射能泉ではないが自然放射線が高い。:酸性−含二酸化炭素・鉄U・アルミニウム−塩化物泉 98℃ 9,000L/分 pH1.2 三朝温泉 鳥取県東伯郡三朝町。 世界屈指のラドン温泉。岡山大医学部付属病院三朝療養センターがあり、温泉療養の研究も盛ん。 オーストリアのガシュタインを手本とした坑道温泉施設も併設。 増富温泉 山梨県北巨摩郡須玉町小尾. 天然ラジウム温泉。12,800マッヘという世界屈指のラジウム含有温泉。 画像は増富ラジウム温泉郷「不老閣」の岩盤湯
広義ではラジウムがアルファ崩壊した気体をラドンといい、若干の水溶性もある。ラドンガスを吸入する事で、肺から体内に取り込むことで「ホルミシス効果」を生むと考えられる。 ラドン222とラドン220 ラジウム鉱石の一つであるモザナイト鉱石などから放出されるラドン220は、半減期が55秒であるため、約10分間で消失する。北投石やバドガシュタイン鉱石から放出されるラドンはラドン222であり、半減期は3.8日である。 このように、ラジウム鉱石によって放出されるラドンが異なるため、そのホルミシス効果も異なってくる。体内に残留するラドンの半減期で考察すれば、ラドン220であれば、体内に吸収されても全身に行き渡るまでに消滅するため、その効果も懐疑的となるが、ラドン222を放出する「北投石」や「バートガシュタイン鉱石」は、半減期が3.8日であるため、体内の隅々に行き渡り、放射線ホルミシス効果を生んでいるものと考えられる。